測量[空間情報]
UAV(ドローン)や3Dスキャナーなどのデジタル機器を
使って、高い精度の地理データを取得します。
当社では調査・測量業務において、ドローンや3Dスキャナーを導入しています。従来のシステムをデジタル化することで、より緻密で正確な空間情報を取得することができるようになりました。それに伴いデジタル機器を操縦するための資格や情報処理能力も必要となります。そのため日頃から社内での勉強会や、実践的なトレーニングを行うことでスタッフ各人の技能が向上するように努めています。
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UAV(ドローン)
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3Dスキャナーによる測量
膨大な情報を迅速・正確に取得する画期的な測量機器
ドローンで撮影された空撮データは従来の航空写真よりも格段に処理しやすく、精密な情報(オルソ画像)として取り込まれます。また、3Dスキャナーは空間を瞬時に点群データに変換する機能で、画期的な業務効率化をもたらしました。対象物に高精度のレーザーが照射され、複雑な地形の場所や、危険を伴う現場でも安全で正確な作業が可能になりました。
人工衛星からの情報をもとにした
GNSS測量で画期的な工事計画を。
当社では各国の衛星測位システムを利用して座標データを求めるGNSS測量を標準仕様としています。場所や時間、天候に左右されず、より速く、高精度な計測が可能です。
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GNSS測量
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GNSS測量
調査[環境調査]
命の営みと真摯に向き合うこと。
自然との対話から生まれる豊かな暮らし。
河川工事は、自然に人工的な手を加えるわけですから、まずはじめに、そこに住む魚や底生動物の生態を把握することが肝要です。自然環境調査においては生態系に影響を及ぼさないための繊細な行程が必要となります。フィールドワークでは実験用に持ち帰る魚などを生きたまま元の川に還すことの出来る電撃捕魚器「エレクトロフィッシャー」を使って捕獲します。また川の水質を測るため採水装置で水を採取し、水生動物の生育環境などを研究しています。
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底生動物の調査
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水質調査
独自開発した小型水路による
魚道の実証実験などを実施しています。
自然環境調査で採取した魚などの実験材料は自社製の小型実験水路に放流されます。これは弊社独自の魚道水理実験で、実際の川の動きを再現した人工的な水路の中で魚の行動を調べることができるという画期的なシステムです。こういった最新機器を用いて得たデータは、おもに魚道工の設計などに活かされます。河川のみならず、弊社では柔軟な発想を活かして自然環境のデータ収集に努めています。
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当社開発の水理実験システム
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当社開発の水理実験システム